作・演出 田井順子

1860   ロシア暦1月17日、アゾフ海の港町タガンローグに生まれる。
1876  食料雑貨店を営む父、破産して一家モスクワへ移る。
1879   奨学金でモスクワ大学医学部へ入学。ユーモア誌へ寄稿。
1884 医学部卒業。最初の喀血。医師開業。
最初の短篇集「メリポメネ物語」を自費出版。翌年、ペテルブルグ新聞に寄稿を始める
1887   戯曲「イワーノフ」、コルシュ座で初演。
1892   コレラ流行、郡の防疫医師に任命さる。
1895   初めてトルストイを訪ねる。
1896   アレクサンドリンスキー劇場で「かもめ」初演、さんざんな失敗。
1897   メリーホヴァ近辺の村に自費で小学校を建てる。
    モスクワで会食中、猛烈な喀血。本格的な療養生活に入る。
1898   ニース及びパリでドレイフュス事件の再審に関心を抱き「新時代」紙の反ドレイフュス的立場に反論の手紙を書く。 
    モスクワ芸術座「かもめ」初演、大成功。 ゴーリキーと文通。
1899   ヤルタに移住。「ワーニャ伯父さん」モスクワ芸術座で初演。
1900   「三人姉妹」脱稿。翌年、モスクワ芸術座で初演。
1901   女優のクニッペルと結婚。
1903  「桜の園」脱稿。モスクワ芸術座の稽古に通う
1904  1月、「桜の園」初演に立ち合う
   2月、ヤルタへ帰る。  病状悪化、咳と下痢に苦しむ
   
6月、妻クニッペルとドイツの鉱泉地バーデンワイラーに転地
   
7月2日午前3時、ホテル・ゾイマアで死去(腸結核)享年44歳。
   7月9日、遺体がモスクワに到着。ノヴォデューヴィチ修道院に葬られる。